日欧商事、キンボ・エスプレッソコーヒー業務と小売用に販売

嗜好飲料 1997.11.17 8291号 5面

日欧商事(株)(東京都港区、03・3583・9060)は、今年4月中旬からイタリアエスプレッソコーヒー市場二番手のカフェ・ド・ブラジル社「KIMBO(キンボ)・エスプレッソコーヒー」の輸入・販売を業務用、小売用と両市場向けに開始した。同社はイタリア食材を中心に主に業務用市場に販売しており、エスプレッソコーヒーは一五年前から手がけている。今回「エスプレッソコーヒーはイタリア食品ブームと相まって、さらに大きい伸びが期待できる」(同社)とし、他社とは差別化できる個性のある商品としてカフェ・ド・ブラジル社の製品の販売に乗り出した。

10月30日、東京・柴田書店ホールでセミナーを開催、カフェ・ド・ブラジル社のエンニオ・ジョルディーノ輸出担当重役からカフェ・ド・ブラジル社の概況説明が行われた。同社は一九六三年創業、正統ナポリスタイルのエスプレッソコーヒーとして支持を受け、瞬く間に売上げを伸ばした。現在、小売市場の約一五%のシェアを占め、ナンバーツーの地位を獲得。

九六年度の生産量は二五〇〇万キログラム、販売金額にして三〇〇〇億リラとなり、毎年一五~二〇%の伸長を続けている。伸長の一番の原動力が、海外への輸出が伸びていることだ。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、またオーストラリアなどに進出、四〇%増を達成。またイタリア国内でも順調。やや成熟気味の小売市場でも一〇%増で、さらに近年業務用市場にも注力しており、二二~二五%増となっている。

キンボ・エスプレッソコーヒーは、厳選したコーヒー豆のみを原料に、最良のナポリの伝統に基づいて独特の風味とアロマをもっている。また製造設備の技術進歩に多大な時間と努力を注ぎ、常に最先端の技術で製造している。

日本市場で販売するのは「カフェ・キンボ・ゴールドメダル」と「キンボ・ファシア・ロッソ・ネラ」の二種類、三アイテム。ゴールドメダルはアラビカ種豆一〇〇%使用。調和のとれた深い風味のコーヒーで、アロマがあり、スムーズ。真空パック・グラウンド二五〇gで八五〇円。缶入り・グラウンド二五〇gで九五〇円。

ファシアはアラビカ種豆一〇〇%使用。コクのある深いナポリスタイルのコーヒー。真空パック・コーヒー豆一キログラムで三七五〇円。

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