札幌デパート中元商戦 スーパー中元商戦動向 ダイエー・値頃感 ラルズ ・実用品
ダイエーは6月15日からギフトセンターを開設、売上げ目標一〇%増を狙う。
今商戦序盤までの動きは、醤油、洗剤などの実用品に加え、同社開発商品のメロン、カンザスビーフ、カニ冷凍などが健闘、また、「おすすめ五〇選」など値頃感を訴求した商品に人気が集まっている。
狙い目はカンザスビーフ、新十津川メロン、セービング商品など同社開発商品に加えて、実用品を充実している。
同店の特徴は、全国無料配達を実施しているほか、オリジナル三アイテムはカンザスビーフサーロインステーキ(約二〇〇g×四枚)三四〇〇円や、新十津川メロン(Lサイズ二玉)三八〇〇円、セービングコンパクトタイプ衣料用洗剤ギフト(一・五キログラム×一〇箱)二七八〇円、セービングキャロット一〇〇(一七〇g×三〇缶)×二ケース三九八〇円などが挙げられる。今商戦の見通しは、ピークが後ろ倒れの傾向にあるという。
ラルズは7月3日から食品売場のギフト体制を敷き、販売目標は前年並みとしている。今商戦のピーク予想は、7月下旬から8月20日頃までとの見方だ。
序盤までの動きでは、同社は実用品中心に販売、売れ筋価格帯は二〇〇〇円から三〇〇〇円、平均客単価二五〇〇円、特徴としては「二割引から三割引のお持ち帰り品」を挙げている。今中元の狙い目は、乾麺、調味料、果汁一〇〇%ジュースの実用品ギフト中心という。
また、今中元期全般の販売環境やその見通しについては「昨年は猛暑の関係でジュース、ゼリー、乾麺、ギフトが好調であったが、今年は冷夏の予想でこれらの商品が前年を下回ると思う」として、実用品ギフト中心の販売傾向にあるようだ。