日本ビール、ガスカプセル内蔵の「ギネスビター」本格発売

酒類 1995.02.22 7833号 3面

輸入ビール専門商社、日本ビール(株)(東京都港区、03・3446・0456)は昨年7月に「ギネスドラフト」と「ギネスビター」の二種類を発売、特に「ギネスドラフト」中心の販売戦略を展開した結果、多くのビールファンから高い評価を受けた。今年は「ギネスビター」に力を入れ本格的に全国販売していく。

ギネスは世界の黒ビール(スタウト)の売上げのほとんどを占め、二三〇年以上の歴史を持つ世界No.1のブランドである。そのギネスが今世紀のビール業界で最も画期的な缶ビールを発明、英国で生産量・消費量とも人気No.1のビターエールを缶のドラフト(生)ビールに仕上げた。

ギネスビターの缶の中には特殊技術によりUFO型をした窒素ガスのカプセルが内蔵されている。このUFOがプルトップを開けた瞬間に窒素ガスを噴射し、今まで日本では味わえなかった繊細でクリーミーな泡をつくり出す。また、窒素ガスは本物の生ビールの鮮度を保つ役割りも果たす。この特殊技術により、三〇分たっても消えない生クリーム状の泡を実現することができた。「ギネスビター」は本場のパブの樽生とディスペンサーを丸ごと缶に詰め込んだ画期的ビールといってよい。

▽ギネスビター▽原産国=イギリス▽容量=四四〇ミリリットル▽アルコール=四・四度▽希望小売価格四五〇円▽年間販売目標三万ケース(一ケース二四本)

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