サントリー、「元詰めワインノーブルドール85」など最高級ブランド充実発売
サントリー(株)(東京都港区、03・3470・1104)は、高級ワインの核となるシリーズとして、最高級ブランドで発売していた「ノーブルドール」「登美」に、「秀逸畑シリーズ」「登美の丘」を加え、「サントリー山梨ワイナリー・元詰めワインシリーズ」(七種)として3月22日から全国発売した。内容量はすべて七二〇ml入り。
▽サントリー山梨ワイナリー・ノーブルドール一九八五=希望小売価格四万円。七五年に日本で初めて貴腐ブドウの収穫に成功した、世界に誇る貴腐ワイン。八五年はリースリング種を中心に良質の貴腐果が発生し、質・量ともにまれにみるビッグヴィンテージとなった年。甘美で芳醇、たぐいまれはブーケと、繊細な深みのあるコクを楽しむことができる。
▽同・登美一九八五=一万円。特に優れた収穫年だけ作られる、同ワイナリーを代表する赤ワイン。カベルネ・ソーヴーニヨンの力強さにカベルネ・フラン種の柔らかな味わいとメルロー種の滑らかさを添え、日本的な繊細な風味を合わせ持ったぜいたくな逸品。
▽秀逸畑ワイン・サントリー山梨ワイナリー見晴らし台園一九八九赤=三五〇〇円。カベルネ・ソーヴィニヨン種の栽培に最も適した「見晴らし台園」で収穫されたブドウの中から、特に良く熟し、品種単独でも楽しんでもらえる最上級のブドウを厳選して醸造し、二年間樫の小樽で熟成させた。重厚かつ繊細な味わいが特徴。
▽同・同蔦石坂園(つたいしざかえん)一九九〇白=三五〇〇円。南斜面の「蔦石坂園」で栽培されるシャルドネ種の完熟した房のみを厳選し、果実の実りを生かすため低温でじっくり発酵、さらに樫の小樽熟成も行なった。繊細なアロマと気品ある熟成香のバランスのとれた風味。
▽同・同萠黄台園(もえぎだいえん)一九九〇白=三五〇〇円。南向きの日当たりのよい「萠黄台園」のソーヴィニヨン・ブラン種の完熟果のみを厳選、特徴ある果皮の香りを十分に引き出し発酵熟成させた、爽やかな香りが生きたワイン。
▽サントリー山梨ワイナリー・登美の丘一九九〇赤=二〇〇〇円。ワイナリー自家ブドウ園の栽培ブドウ一〇〇%でつくったワインを、よりお手軽に楽しんでもらう元詰めヴィンテージワインが「登美の丘」。カベルネ・ソーヴィニヨン種を主体に、ニュアンスに富んだ複雑な風味とバランスを持たせた、登美の系譜をひく正統派赤ワイン。
▽同一九九一白=二〇〇〇円。シャルドネ種を主体に、複数品種で組み立てた絶妙なバランスの白ワイン。香り立つアロマとブーケ、豊かなコクとキリッと引き締まった辛口の味わいが調和している。