ヤクルト本社、クロレラ100%の健康食品「ハイクロレラ」11月1日から全国発売
㈱ヤクルト本社(東京都港区、03・3574・8920)は1日から全国で、クロレラを一〇〇%原材料としたクロレラ食品「ヤクルト ハイクロレラ」を新発売した。
クロレラは、アオノリなどと同じ緑藻類で、主に淡水中に生息している単細胞生物。葉緑素(クロロフィル)が多く、その小さな藻体の中に、たん白質をはじめビタミン類、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているが、近年のクロレラ研究では脂肪代謝改善効果、血圧降下作用、糖質代謝改善効果などについての報告もあり、健康食品としての注目はさらに高まっている。
同社は、一九五九年に日本クロレラ㈱を設立、クロレラの基礎研究を行う中で、無菌的純粋タンク培養の実用化に成功。七九年にはその良質のクロレラを主体に、梅干しや朝鮮人参などをミックスした顆粒タイプの「ハイクロレラ・ミックス顆粒」を発売、クロレラ市場に参入している。
今回の新製品「ハイクロレラ」では、クロレラの特性を十分生かせるようクロレラ一〇〇%を原材料とした粒タイプの商品。特徴は、①自社で開発した無菌的な純粋タンク培養によるクロレラを一〇〇%使用した健康食品②たん白質をはじめ、葉緑素、β‐カロチン、鉄などの栄養成分が補給できる③ハイクロレラ六㌘(一日摂取量の目安‐三〇粒)で、ほうれん草一〇〇㌘分の栄養(鉄、ビタミンA効力量換算)をほぼ補給できる④ひと粒が食べやすく飲みやすいサイズで、ひとびんが手軽な一ヵ月分‐など。一本(びん)・一八〇㌘(九〇〇粒)、小売(税込み)五〇〇〇円。一ケース・一二本入り。初年度販売目標・約二万本。