日建リース工業、「魚活ボックス」で新たな流通網構築

五島列島産のタイなど5種類の魚を魚活ボックスで移送。寝かせて運ぶ技術で鮮度を保持する

五島列島産のタイなど5種類の魚を魚活ボックスで移送。寝かせて運ぶ技術で鮮度を保持する

 総合リース・レンタル業の日建リース工業が取り組む新規事業「日建 魚活ボックス」が水産業界と外食業界の期待を集めている。
 同社が開発したのは、「魚を睡眠させて鮮度を維持し高過密輸送を可能にする」というもの。漁獲量減と価格アップ、流通コスト増など日本が抱える水産業界の課題解決に貢献する新技術として本格実用化が待たれている。
 「日建 魚活ボックス」は、二酸化炭素(CO2)を海水に溶解し、魚を活性の低い睡眠状態にすることで高密度輸

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