新型コロナ:イオンモール名取が営業再開 AI検温で感染防止 生産者支援企画も
【東北】新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月18日から休業していたイオンは、13日から19県、42のイオンモールで営業を再開した。東北では13店舗。
昨年、大型改装した宮城県のイオンモール名取では、再開を待ち望んだ客が、広い店内で久しぶりに買い物を楽しんでいた。
感染防止対策として注目されたのがAI検温ソリューション。日本コンピュータビジョンが開発したもので、7台設置された。スマホ型で顔認識により、0.5秒で測定できる。大型商業施設に導入されたのは初めて。またフードコートでは席数を半分に減らし、キープディスタンスの徹底を図っている。館内換気システムも最大限稼働させ、換気に努めている。
一方、営業再開で力を入れたのが生産者支援。外出自粛によって外食機会が減り、農水産物需要が減少しているため、“食べて東北を元気に”といった生産者応援企画を打ち出した。イチゴの紅ほっぺ、塩釜港直送生メバチマグロ、女川港朝獲れ生銀サケ、仙台牛、東北有力メーカー・太子食品工業、ヤマダフーズの豆腐、清酒、土産物など。(三沢篤)