外食産業への義務化の弊害を指摘 食品表示一元化で 食の安全・安心財団 中村氏

総合 ニュース 2012.03.12 10631号 01面

 外食産業への義務化も視界にとらえて5日意見募集が始まった。食品表示一元化について、食の安全・安心財団の中村啓一事務局長は、中小・零細事業者が多い外食産業へ実行可能性を無視した表示の義務を課すことが違反の多発という不幸な事態を招くとし、小・零細事業者が多い外食産業の実情を踏まえない法制化の弊害を指摘した。中村氏は11年8月まで農林水産省の消費流通課長、それ以前も3年9ヵ月にわたり消費・安全局で食品表示・規格の監視業務に携わってきた。見解はそうした経験に基づく。(川崎博之)

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