いわき小名浜菜園、トマト生産が年間3300tに回復 震災被害から栽培再開

生鮮食品 ニュース 2012.04.27 10650号 02面
1温室1区では高リコピントマトの葉を落とす作業が進められていた。養分が果肉にしっかり行きわたるようにする欠かせない作業だ

1温室1区では高リコピントマトの葉を落とす作業が進められていた。養分が果肉にしっかり行きわたるようにする欠かせない作業だ

 カゴメの子会社で生鮮用トマトを生産する農業生産法人いわき小名浜菜園(福島県いわき市)は、12年度の生産が通常時の3300tに戻る見通しだ。前年度は3月11日の東日本大震災、4月11日には東日本大震災の余震とみられる震源の直下型地震に福島県いわき市は見舞われた。北側の1温室の1区・2区、南側の2温室の3区・4区の計4区の10haのうち、原発事故直後に残った地元いわき市の従業員約20人で管理できる北側の1温室の1区約2.5haでの栽培を継続。他の区画での栽培は断念せざるを得ない

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