コロナ禍のタイ菜食週間 代替肉浸透は来年持ち越し

総合 ニュース 2021.10.27 12314号 07面
中華系タイ人にとってコロナ禍以前は旧正月と並ぶイベントだった「キンジェー」。写真は2015年=タイ健康促進財団提供

中華系タイ人にとってコロナ禍以前は旧正月と並ぶイベントだった「キンジェー」。写真は2015年=タイ健康促進財団提供

●期間中の消費は10%減

太陰暦の9月1~9日までを日程とするタイの菜食週間「キンジェー」が14日終わった。植物由来の食品や代替肉がタイでも流通する中、消費者の動向が注目されていたが、新型コロナの感染がいまだ収束していないことに加え、豪雨による洪水懸念の高まりから外出を手控えたようだ。

民間のシンクタンクの速報値でも、期間中の消費は前年比10%近くも落ち込んだ。代替肉など、新しい食の浸透は実質的に来年に持ち越しとなった。

今年のキンジェーは5~14日。中華系タイ人に古く

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