国連WFP協会、「#ごちそうさまチャレンジ」初開催

キャンペーン 総合 2022.10.14 12480号 04面
ごちそうさまチャレンジキャンペーンロゴ

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 国連WFP協会(安藤宏基会長)は、「#ごちそうさまチャレンジ」を初開催、31日まで実施している。昨年まではSNSで気軽に取り組めるキャンペーン「ゼロハンガーチャレンジ~食品ロス×飢餓ゼロ~」として実施していたが、食品ロス削減のアクションに加えてごちそうさまのポーズなども投稿できるよう5年目でパワーアップした。各取組みを投稿すると、1投稿当たり学校給食4人分(120円)を協力企業が国連WFP学校給食支援に寄付する。29企業・団体が協力、国連WFPサポーターであるEXILEの:USA、同親善大使の杏をはじめ、ふなっしーなど20人のアンバサダーがキャンペーンを盛り上げる。

 国連WFP協会は、期間中「食品ロス」と「飢餓」という二つの食料問題への関心を促すとともに、食品ロス削減の取組みを通じて気軽に「寄付」ができるSNSキャンペーンとして活動する。「ゼロハンガーチャレンジ」キャンペーン実施5年目となる今回、より多くの方に気軽に、親しみを持って参加できる企画「ごちそうさまチャレンジ」にパワーアップ。これにより、途上国の子どもたちへの学校給食支援の輪を広げることを目指す。

 キャンペーン5年目で一新した今年は、より多くの人に支援に参加してもらえるよう、人気お笑い芸人の和牛がメーンアンバサダーとして、食品ロス削減の取組みを楽しく紹介するオリジナルコント動画を公開している。料理研究家のリュウジ、藤原紀香、安田美沙子などのアンバサダーが参加している。キャンペーンには、「捨てがちな野菜の茎の部分を浅漬けにする料理上手な人や見切り品を買うなど誰でもできるアクションが投稿されている」(国連WFP協会広報・渡邊友紀子氏)という。

 コロナ禍でも食品ロス削減やごちそうさまチャレンジの取組みをSNSに投稿した人の中から抽選で、協力企業提供の商品(クレハ賞、明治賞、日清食品ホールディングス賞、ハウス食品賞)を贈呈するコンテストも設けている。

 世界では、生産された食料の3分の1は廃棄されている中で、約8億人が飢餓に苦しんでいる。日本でも量は減っているが年間約522万t(令和2年)を廃棄する現実があり、それは国連WFPの2021年の食料支援量の440万tの約1.2倍に相当する。2019年10月1日「食品ロス削減推進法」が施行され人々の関心は高まり、食品ロス削減は国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)でも重要課題だ。(宇津木宏昌)

 〈キャンペーン概要〉▽実施期間=9月29日~10月31日▽Webサイト=https://www.jawfp.org/worldfoodday2022/▽参加方法=食品ロス削減の取組みを指定ハッシュタグ「#ごちそうさまチャレンジ」「#ゼロハンガー」の二つを付けてSNSに投稿すると、1投稿につき学校給食4人分を協力企業(29社)が国連WFP「学校給食支援」に寄付する▽投稿例=いつもごはんはきれいに完食することを心がけています。冷蔵庫で賞味期限が迫っていた食材を使ってパスタを作ったよなど▽寄付2倍=(1)NEWクレラップを使った食材の保存テクニック「#ラップで保存テク」=プラス120円、国連WFPの母子栄養支援へ(2)明治の商品をおいしく・楽しく食べきる「#明治食べ切りスマイル」=プラス120円、国連WFPの学校給食支援へ▽ごちそうさまチャレンジコンテスト=優れた投稿には、協力企業提供の賞品を贈呈▽各賞=クレハ賞、明治賞、日清食品ホールディングス賞、ハウス食品賞

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