12月4日にホーチミン市で開かれたカフェ・アマゾンの出店イベント=同社のフェイスブックから
タイの食品企業が近隣諸国への進出を強めている。コロナ禍でも経済成長を続けたベトナムのほか、新興市場として有望視されているカンボジア、ラオス、ミャンマーなどが主な投資先だ。これらの市場ではリスクはあるもののリターンも大きい。攻めの姿勢で他社を圧倒し、先行者利益を獲得する戦略だ。
タイ大手財閥TCCグループ傘下のタイ・ビバレッジは、子会社のアジア・ブルワリーズを通じてカンボジアでビール事業を展開する。現地に新会社の「ビアコ(カンボジア)」を新設した。資本金は4億リエル(約130