総選挙で最多の151議席を獲得した前進党のピタ党首=本人のフェイスブックから
4年ぶりとなる総選挙が実施されたタイで、発足が予想される次期政権の賃金引き上げ策に対し産業界から懸念の声が広がっている。特に新型コロナからの復帰がいち早く進む食品業界では、もともと利幅が少ないこともあって景気回復の腰を折るのではないかと強い不安をのぞかせる。現場ではどのような対策が講じられようとしているのか。
世界90ヵ国・地域以上に自社製品を輸出する機能性飲料大手セッペは、次期新政権が進める最低賃金の引き上げはもはや避けがたいと判断。10億バーツ