協同乳業、当たりくじ付きアイスの応募方法をDX化 スティック郵送は11月で幕

発売63年の年にデジタルキャンペーンを実施

発売63年の年にデジタルキャンペーンを実施

時代を超えて幅広い世代に愛される「ホームランバー」

時代を超えて幅広い世代に愛される「ホームランバー」

 63年の歴史を持つ当たりくじ付きアイスがDX化にかじを切る。協同乳業は18日、「ホームランバー」シリーズの特徴である当たりくじを大幅リニューアルした。従来の当たり棒そのものを郵送していた応募方法から、スマートフォンを使った仕組みへ転換する。「ホームラン賞」は引き続き当たりくじを郵送する方式だが、現行の「一塁打」などの焼き印が入ったスティックでの応募は11月末で終了。開始に当たりデジタルキャンペーンも展開し、より手軽な応募方法の浸透を図る。

 今回の刷新で、LINE公式アカウントを活用した「食べて当てよう!WEBで貯めよう!ワクワクキャンペーン」を新たにスタート。パッケージ中面にある2次元コードを読み取り友だち追加した後、ポイントをためることで、抽選で5万人に「えらべるデジタルギフト」が当たる。

 発売当時から愛されてきた「ホームラン(大当たり」の焼き印スティックは「ホームラン賞」で継続する。応募用紙に記入後郵送で応募すると、もれなくオリジナル寝袋が500人に当たる。

 また、「ホームラン」の当たりくじが出なかった場合でも、商品キャラクターの「あたるくん」が印字されたおみくじの焼き印を、大吉から末吉まで新たに加えた。

 1960年に発売された「ホームランバー」は、時代の嗜好(しこう)に合わせた味作りを続けてきたロングセラー商品だ。世相を反映した当たり賞品を展開してきており、過去には「空とぶ円ばんUFO」「スピードガン」などの景品が人気を博した。最近ではドローンやLINEのスマートスピーカーも登場するなど、ワクワク・ドキドキ感を提供している。(小澤弘教)

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