スパイス市場は原料高騰やコスト増といった課題を抱えつつも、新たな需要を取り込み拡大基調にある。家庭用では物価高を背景に内食化が進み、洋風スパイスやシーズニングが堅調。業務・加工用では外食産業の回復を追い風に、時短や簡便 […]
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昨年2月に家庭用スパイスに参入したケー・アイ・エスの「SPICE KINGDOM」シリーズが売上げを伸ばしている。「SPICE KINGDOM」は同ブランドのホームページでオリジナル製品を発売。大手ネット通販サイトなどは現在のところ活用していない。し…続きを読む
スパイス原料はここ数年、原料産地の天候不順による収量減や生産における人手不足、為替の変化、さらには国内における物価高による人件費などのコスト増で多くのスパイスが高騰もしくは高値で推移してきた。この傾向は現在も大きな変化はない。コショウやカルダモンなど…続きを読む
◇全日本スパイス協会/ハウスギャバン社長・生駒晴司氏 全日本スパイス協会の新理事長に今年度、ハウスギャバン社長の生駒晴司氏が就任した。現在、同協会には25社が加盟し、世界各地からのスパイス原料の安定的な調達や供給、健全な業界の発展に寄与している。生…続きを読む
業務・加工用のスパイス市場は、全体として回復傾向がさらに鮮明になりつつある。各メーカーが原料価格高騰や物価高に伴うコスト増への対応策として、価格改定を継続的に行っていることに加え外食産業のコロナ禍からの回復やインバウンド需要増などが要因だ。ただし、原…続きを読む
●内食化が追い風に 家庭用スパイス市場の6月までの直近1年間は全体で金額ベースは前年比2.3%増、数量で同1.0%減と堅調に推移した。金額、数量ともに前年を上回ったのはシーズニングスパイスを含む洋風スパイスのみだが、他のスパイス類も金額では前年を上…続きを読む
スパイス市場は家庭用、業務・加工用ともに堅調な需要に応え、市場は安定している。家庭用では、内食化傾向により洋風スパイスが数量ベースで前年を上回り、その他のスパイスも回復傾向が鮮明になりつつある。業務・加工用では、調理現場のニーズに応える新たな製品開発…続きを読む
スパイス市場は家庭用が価格改定効果などで金額ベースでの市場伸長が鮮明になった。数量ベースでも徐々に回復傾向が鮮明となっており、今後は一層の市場拡大が見込まれる。業務・加工用は、業務用で外食産業が復活したことでこの市場は […]
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◇伸長するおろしショウガ・ニンニク 甘利香辛食品はカレーパウダーや各種スパイスを取り扱う老舗のスパイスメーカーとして、おろしショウガ・ニンニクの分野で市場からの高い評価を得ている。直近1年間の同社のおろしショウガ・ニンニクは出荷金額、数量ともに前年…続きを読む
◇伸長するおろしショウガ・ニンニク 加工わさびやカット野菜などで成長を続ける三和食品は、おろしショウガやニンニク分野でも国産の小袋を投入するなど独自の製品開発で存在感を示している。 同社のおろしショウガ・ニンニク製品は昨年1年間でおろしショウガが…続きを読む