戦後農政、生産者を翻弄=食糧難からコメ余り、一転減反―「令和の騒動」で再び増産へ【時事通信速報】

1964年9月に行われた干陸式の会場(大潟村干拓博物館提供)

1964年9月に行われた干陸式の会場(大潟村干拓博物館提供)

 終戦後の日本は、食糧難に拍車が掛かった。農業生産が回復しないまま、戦地から兵員や引き揚げ者が帰還して人口が急増。配給は行き渡らず、国は主食のコメを中心に増産を急いだ。しかし、復興が進むにつれてコメが余り始めると、一転して「減反」と呼ばれる生産調整にかじを切る。政策の大転換に翻弄(ほんろう)された生

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