アサヒビール、「生ビールZ」味・パッケージを一新、27日から発売
アサヒビール㈱(東京都墨田区、03・5608・5126)はビール消費の多様化傾向の高まりに対応して「アサヒビールZ(ゼット)」の味、パッケージ、広告宣伝などすべてにわたるクオリティーアップを実施、味もパッケージもよりニーズに適応したニューZ(ゼット)を27日から順次全国で発売する。大びん、中びん、缶五〇〇㍉㍑、缶三五〇㍉㍑の四品種。
「アサヒ生ビールZ」は平成3年発売以降、上面発酵酵母を使用した、さわやかなキレ味と華やかな香りで独自の味の世界を提案し、平成5年も年間五七〇万箱と確実に固定ファンをつかんでいる。
同社の調査によると特に二〇歳代のビールユーザーの評価が高く、味は「キリッとした」「スカッとした」などの評価が高くなっているという。
「ニューZ」は二〇~三〇歳代前半を主要ターゲットに“思いっきり爽快な生ビール”をコンセプトとして味、パッケージなど、すべてをクオリティーアップすることにしたもの。
パッケージは国産ビールでは初めてのグラデーション(段階的に色調を変えるもの)を採用、ブルーからシルバーへのグラデーションは「ニューZ」の持つ爽快さを表現したものとなっている。年間目標販売箱数は六五〇万箱を予定している。
アサヒ生ビールZ(ゼット)
▽アルコール約五%▽大びん希望小売価格三二〇円▽中びん同二七五円▽缶五〇〇㍉㍑同二八五円▽缶三五〇㍉㍑同二二〇円▽発売地区‐第一次(東京、千葉、埼玉、神奈川、山梨、群馬、栃木、茨城、長野、福島いわき地区、静岡、大阪、奈良、和歌山、京都、滋賀、兵庫、岡山、香川、徳島、高知、愛媛)を皮切りに順次全国で発売。