アサヒビール、南ア産ワイン「ベリンガム」など発売

酒類 1997.12.22 8307号 9面

アサヒビール(株)(東京都墨田区、03・5608・5126)は3日から、南アフリカワイン「ベリンガム」二品種(ピノタージュ、シャルドネ)とアルゼンチンワイン「サンタ・アナ」三品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、シャルドネ)並びに最高級シリーズ「サンタ・アナ セパス・プリバダス」二品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ)の合計七品種を地域限定で発売し、ニューワールドワイン分野の品揃えを強化した。

「ベリンガム」ピノタージュ種は南アフリカ特有のブドウ品種で、濃厚な果実味とまろやかな口当たりが特徴の中重口赤ワイン。同シャルドネ種は、やや緑がかった輝きのある黄金色で、非常にスッキリとした洗練された味わいが特徴の辛口白ワイン。

両品ともベリンガム社製で、同社は南アフリカの権威あるビジネス誌「PMR」の調査で顧客満足度ナンバーワンに選ばれた総合酒類メーカー。南アフリカ国内でのシェアが高く、高品質のブランドとして高い評価を得ている。

サンタ・アナ社製の「サンタ・アナ」三品種は、いずれも高品質で非常にコクのある力強い味わいが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨンとマルベックは中重口赤ワインで、シャルドネは辛口白ワイン。「同セパス・プリパダス」は、アルゼンチンを代表する最高級シリーズで、カベルネ・ソーヴィニヨン種(赤・重口タイプ)は樽熟・びん熟あわせて二四ヵ月以上、シャルドネ種(白・辛口)は一五ヵ月以上と、じっくり熟成させている。ともに優雅で厚みのある芳醇な味わいとなっている。

同社は、アルゼンチンでもトップクラスの生産規模を誇り、高品質ワイン(ヴィーノ・フィノ=アルゼンチン葡萄・葡萄酒研究所が認定した高品質ワインのことで、日常大衆ワイン「ヴィーノ・デ・メサ」と区別されている)のみを製造し、フィノワイン市場では国内ナンバーワンの販売量を誇るワイナリー。同社名の「サンタ・アナ」は聖母マリアの母の名前で、「セパス・プリパダス」はスペイン語で「選ばれたブドウ」を意味する。

容量はいずれも七五〇ミリリットルで、希望小売価格(税別)・荷姿(段ボールカートン)、発売地域は次の通り。

▽「ベリンガム」二品種=一二〇〇円・六本入り▽「サンタ・アナ」三品種=九五〇円・一二本入り▽「サンタ・アナ セパス・プリバダス」二品種=一五〇〇円・一二本入り▽発売地域=関東甲信越、近畿五県ならびに神戸市

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