未来につなぐ農と食(9)米を巡る情勢と水稲直播栽培

2022.01.01 297号 09面
直播栽培水田で生育を始めた稲苗。左が湛水直播栽培、右が乾田直播栽培

直播栽培水田で生育を始めた稲苗。左が湛水直播栽培、右が乾田直播栽培

 本誌2021年11月号で、アイリスフーズ(株)の山田次郎社長が同社の米事業などについてインタビューを受けておられた。私も水稲直播(ちょくはん)研究会に関わっているので、米を巡る情勢と併せて、水稲直播について紹介したい。
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外食など業務用需要の減少により、米の需給状況は悪化しており、21年産米(新米)の10月の相対取引価格は平均で1万3120円/玄米60kgで、前年同月に比べ13%の減まで落ち込んでいる。国内の米の消費は