春日井製菓「女王のミルク」発売記念 叶えたい夢投稿キャンペーンを動画で

 春日井製菓は、同社が「たった一度でいいから作ってみたかった」との思いで開発した、生クリーム41%配合のミルクキャンデー「女王のミルク」の新発売を記念し、ツイッター上で一般の人々から募集した夢を実際にかなえる「#たった一度でいいから、叶えたい夢投稿キャンペーン」を実施し、キャンペーンの最終話動画、「演奏会を開きたい」篇=写真=を、11月24日にWeb上で公開した。

 ミルクキャンディ「ミルクの国」を1984年に発売してから37年。続くヒット商品を長い間出せなかった苦悩から、「たった一度でいいから、思い通りの原料を使い、圧倒的なおいしさで人々を驚かせるキャンディを作りたい」という開発者の夢から、「女王のミルク」が誕生した。開発者の夢から始まり、苦労を乗り越えてようやく完成した「女王のミルク」にちなみ、商品が発売された今年9月、「ずっと心に秘めていたけれど、なかなか口にもできなかった、たった一度でいいから叶えたかった夢」をツイッターで募集し、5組の夢をかなえるキャンペーンを実施。すでに計4組12人の夢をかなえ、その動画をホームページ上で公開している。今回、五つ目の夢である「演奏会を開きたい」篇を24日に公開した。キャンペーンURL:https://www.kasugai.co.jp/queensmilk/campaign/。

 五つ目の夢の当選者は、茨木市の地域情報番組サイトを運営している島佳大氏で、その夢は「新型コロナウイルスの感染拡大で多くのイベントが中止になってしまった地元の吹奏楽部の生徒たちに、発表の場を作ってあげたい」というもの。自分の夢ではなく、地域の子どもたちの夢をかなかなえてあげたいとの思いに共鳴した地元の商業施設「みのおキューズモール」と協力し、箕面自由学園高校吹奏楽部に、屋外イベント「スマイル音楽祭」での演奏の実現を春日井製菓がサポート。当日は感染対策を行い、多くの聴衆が演奏に耳を傾け会場は大きな感動に包まれた。

 なお、これまでに「スカイダイビングで、大空を飛んでストレス発散したい」と願う3人の夢。小学生のころからの夢だった「イルカと一緒に泳ぐ」。長引くコロナ禍で諦めかけていた「結婚式がしたい」。10年前に息子が「とてもキレイだったよ」と言っていた、屋久島の縄文杉を見る父母の夢をかなえた。

 「女王のミルク」は、19年にひとりの開発者がミルクキャンデー市場での復活を命じられ、これまでに抱いていた「たった一度でいいから、誰にも遠慮せずに思い通りの原料を使い、圧倒的なおいしさで人々を驚かせるミルクのキャンディを作ってみたい」という夢をかなえた商品。開発者を含む若手社員が企画から開発を担当し、研究と試作を重ねた結果、「ミルクの国」の11倍もの生クリームを使った、材料の中で最も生クリーム量が多いという前代未聞のキャンディの試作に成功。パッケージ裏面の原材料表示欄は、量が多い順に原材料を表示するルールがあるが、筆頭が水あめでもなく砂糖でもなく、生クリームというのは他社にも自社にもない前代未聞。それだけ生クリームが多いため、香料も着色料も使う必要がなく、濃厚なのに、後味がさらりとしている味わいが実現した。(青柳英明)

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