明治、世界初「カカオセラミド」素材化 未活用部から保湿成分

総合 ニュース 2024.01.12 12701号 01面
左から茄子川仁社長、松田克也社長、古賀仁一郎教授、竹岡篤史主席顧問

左から茄子川仁社長、松田克也社長、古賀仁一郎教授、竹岡篤史主席顧問

 明治はカカオの実の未活用部位であるカカオハスク(種皮)から「セラミド」の抽出に成功し、世界初のカカオ美容新素材の保湿成分「カカオセラミド」として素材化した。今後、化粧品原料化などを目指すと同時に抽出後の残さはバイオプラスチックとして活用する。10日、東京都内で開催した発表会で松田克也社長は、現在、カカオの実の活用は3割程度にとどまっており、これを高めることで生まれる経済価値をカカオ生産者などカカオ産業全体に還元する考えを示した。さらに、異業種のパートナーと「カカオセラミド」

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