カンロマーケティング本部の大橋未央氏
菓子市場で、菓子を食べる時に発生する「喫食音」に着目した動きが活発化している。菓子は食品の中で嗜好(しこう)性が高く、情緒的な価値が求められる傾向がある。さらに、グミやスナック菓子などは食感を重要視し、オノマトペとして商品名やパッケージに活用するケースも多い。菓子メーカーは、情緒的な価値としての「喫食音」の訴求に加え、科学的根拠に基づき「喫食音」を機能的な価値として提案する取り組みを進め、「音を食べる」という新たな需要創造に挑戦する。(青柳英明)
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