北米産すり身、秋漁期値上げも 国内環境厳しさ増す

水産加工 ニュース 2017.06.21 11544号 01面

 北米産スケソウダラの秋漁期(Bシーズン)が10日スタートした。水産練り製品に用いる冷凍すり身原料の値決めは、例年だと8月中旬ごろ。現時点で相場形成の行方は不透明だ。先立つ春漁(Aシーズン)すり身では交渉が長期化し、例年より2ヵ月程度遅れて4月下旬に最終決着。A級以上の上級品は横ばい、それ以下は1kg当たり5~10円下げとなった。Bシーズンすり身価格も大きな変動はなさそうだが、為替や需給バランスによっては値上げの可能性も残る。(本宮康博)

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