似たモノ商品徹底比較:枠にとらわれない味わい!(グミキャンデー)
コンセプトやパッケージデザイン、ネーミングなど、似ている商品を取り上げ、それぞれの特徴を解説。さらに消費者の反応も交え、類似商品が出ていることで分かる“話題の商品”を探る。
◆類似点・相違点のポイント
味わいや形状、食感の多様さで、大人から子どもまで人気のグミキャンデーは、空前の好調で2023年のキャンデー市場をけん引した(日本食糧新聞2023.10.27付)。そこで今月号では、グミキャンデーの新製品の中でも、アイディアの光るアイテムをピックアップ、徹底比較した。
試食前の第一印象は、「甘栗グミ」(旺旺・台湾)が一位で、栗フレーバーの珍しさや、見た目の可愛らしさで人気。二位は「オセログミ」(クリート)で、オセロゲームができるコンセプトと、フレーバーへの関心が高かった。
試食後は、「ギョーザの子意外とピーチ味」(カバヤ食品) が一位。見た目と味わいのギャップ、食感、形状の可愛らしさで、「面白く楽しい」と高評価。次点の「生グミバナナ味」(SSB ・中国)は、柔“生グミ”ならではの新鮮なかみ心地と、ジューシーさ・濃厚さが好評。
また、「甘栗グミ」は、他にはない味わいと、食べやすい大きさや食感が好まれた。「オセログミ」は、2種の味わいが食べ飽きずにおいしいと評価された。
普段決まったグミキャンデーを購入しているモニターは全体の4割。トライアルしやすい価格も手伝ってか、さまざまなタイプを食べ比べ、好みの味わいと食感の商品に行き箔いているようだ。一方、今回の遊び心満載のアイテムの購入動機は、「話のネタ」「意外性を楽しみたい」との声がほとんど。他にないインパクトが、SNSへの投稿・拡散にもつながっている。
自由さと手軽さが魅力のグミキャンデーには、今後も消費者の想像を超える楽しいアイデアが期待される。
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詳しくは、月刊「食品新製品トレンド」2024年2月号の「徹底比較」コーナー参照。
●カバヤ食品「キョーザの子 意外とピーチ味」
▽23年12月12日全国▽価格/内容量=173円(税込)/ 50g袋▽商品特徴=グミキャンデー。ギョーザを模したミニチュア型で、ピーチフレーバーのユニークなアイテム。ムニムニ食感を楽しめる。ピーチ香料使用。
●クリート「オセログミ」
▽23年10月23日全国CVS、11月6日全国SMなど▽価格/内容量=486円(税込)/ 130g袋▽商品特徴=グミキャンデー。オセロ監修の台紙付きで遊べるアイテム。〈グレープソーダ&ホワイトソーダ味〉〈グレープ&ヨーグルト味〉の2種アソート。
●旺旺・台湾「甘栗グミ」
▽23年秋▽価格/内容量=184円(税込)/ 60g袋▽商品特徴=グミキャンデー。天津甘栗のような素朴な甘みと香ばしさを表現しつつ、弾力のある味わいを楽しめる。
●SSB・中国「生グミ バナナ味」
▽23年秋▽価格/内容量=190円(税込)/ 40g袋▽商品特徴=グミキャンデー。果実感たっぷりで、本物の果実を食べているかのような味わいを楽しめる。2層のグミで皮まで食べられる。バナナピューレ使用。