新型コロナ:ハローズとエブリイ、従業員に支援金
【中国】広島県東部や岡山県などを中心に、食品スーパーを店舗展開しているハローズとエブリイは、新型コロナウイルスの感染拡大に対応した従業員への支援の一環として、従業員に支援金を支給することを発表した。
ハローズは、「コロナウイルス感染症対策支援金」の名目で、5月分の給与で全従業員に3000~1万円を支給する。支援金の詳細は、正社員が1万円、嘱託社員が1万円、タイム社員が6000円、アルバイトが3000円となっている。
今回の支援金の目的について同社は、従業員およびその家族が、衛生用品および生活必需品などを購入するための支援とこの緊急時に販売業務を続けている従業員への慰労の2点としている。
同社は中国、四国、兵庫県で24時間スーパー86店舗を展開。20年2月末時点の従業員数は社員1127人、パートタイマー3635人の計4762人となっている。
また、広島県福山市を拠点に広島県や岡山県、香川県などに食品スーパー「エブリイ」43店舗を展開するエブリイも、持ち株会社であるエブリイホーミイホールディングスやグループ会社などの従業員約4400人を対象に「感謝金」を17日に振り込み支給したことを発表した。
支給額は、正社員が3万円、ロングパート社員が2万円、ショートパート社員やアルバイト社員が1万円で、同社も「食」のライフライン維持のために日々業務に努めている従業員に感謝の意を込めて支給したとしている。
このほかにも、従業員へのマスク配布や家庭に幼児から高校生がいる従業員約1200人に対して、1人当たりコメ10kgを無料で支給するなどの支援も24日から行っている。(浜岡謙治)