伊勢丹、バンコク撤退 新型コロナが最後の一押し
30年近くにわたってタイと近隣国の在住日本人を支え続けてきた百貨店「バンコク伊勢丹」が8月で閉店する。発表があったのは、折しもタイで新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた3月中旬。しかし、その1年近くも前から入居する商業施設のオーナー財閥「セントラル・グループ」との間で激しい契約更改交渉が行われていた。
発表によれば、バンコク伊勢丹は8月31日で営業を終了し、タイから撤退する。バンコク屈指の巨大商業モール「ワールドトレードセンター(現セントラル・ワールド)」に開業したのは1