出店を加速させるTCCグループの「ビッグC」=1月、バンコクで。小堀写す
タイの大手小売各社が、新型コロナウイルスの収束後を見据え、大型投資にかじを切ろうとしている。最大財閥のCPグループがコンビニエンスストアのセブンイレブンを700店新設するのに対抗して、百貨店大手のセントラル・グループは傘下のスーパーマーケットの出店速度を例年の2倍に引き上げる。3強のもう一つであるTCCグループも「ビッグC」ブランドの小売店舗の出店に新たに150億バーツ(約530億円)を拠出する。タイ政府は7月にも新型コロナを「季節病」と位置付け、各種入国規制を一斉緩和する方