タイ、サウジ向け鶏肉輸出再開 狙いはハラール食品市場

タイのプラユット首相(左)はサウジアラビアを訪問し、33年前の事件を陳謝した=タイ首相府提供

タイのプラユット首相(左)はサウジアラビアを訪問し、33年前の事件を陳謝した=タイ首相府提供

2022年3月28日、バンコク埠頭(ふとう)。この日、ここからサウジアラビア向けに出荷されたコンテナ5個を、タイ食肉業界の関係者は万感の思いで見送っていた。04年に鳥インフルエンザのまん延を表向きの理由に、中東の主要国サウジへの輸出が禁じられるようになって18年。長かった冬の時代がようやく明けようとしていた。ターゲットは今後伸長が期待されるハラール市場だ。

タイの大手財閥CPグループ傘下の食品最大手CPフーズは、長らく輸出が禁じられていたサウジ向け加工鶏肉計100tを出荷し