タイ、サトウキビの焼き畑が減少へ 大気汚染対策進む
収穫されたサトウキビはトラックで工場に運ばれる＝2021年2月、北部ターク県で小堀晋一が写す
●政府が補助金、生産性向上し収量増
タイで深刻な大気汚染の原因となっているサトウキビ収穫後の焼き畑が、2022～23年の今期はさらに減少しそうだ。政府が中止するよう生産農家に補助金を支給して説得したほか、引き換えに特別融資を実行しているためだ。こうした働きかけは結果として、サトウキビの収量増加にもつながっているという。タイは中国などと並んで大気汚染が深刻で、健康被害のほか観光機会も失っている。新型コロナの収束で外国人旅行客や経済が回復しつつある今、少しでもマイナス要因を少な
