国交正常化でFTA協議進む タイ・サウジ間食品貿易拡大
食品大手CPフーズの養鶏場。中東市場への進出を加速させている＝同社提供
昨年1月に18年ぶりに国交正常化を果たしたタイとサウジアラビア間の貿易が拡大している。確定している2022年第3四半期（7～9月）までの9ヵ月間の直接貿易額は約2650億バーツ（約1兆円）。前年同期に比べて65％も増加した。第4四半期や今年になってもこの傾向は衰えず、サウジが加盟する湾岸協力会議とタイ政府との間の自由貿易協定（FTA）の協議も進む。タイからの輸出は自動車関連の工業製品が金額の上では大きいが、鶏肉加工品などの食品も重きを占める。一方、サウジも今後加速させたい東南
