東南アジア、汚名返上へ動き加速 世界有数の食品廃棄物排出地域

総合 ニュース 2024.01.26 12709号 05面
生育と収穫が計算できれば食品ロスを極限まで減らせるとインドネシアの先端農業企業グリーンスは飲食店に専用装置を貸し出し店頭での野菜水耕栽培を推進=同社の販促資料から

生育と収穫が計算できれば食品ロスを極限まで減らせるとインドネシアの先端農業企業グリーンスは飲食店に専用装置を貸し出し店頭での野菜水耕栽培を推進=同社の販促資料から

 世界有数の食品廃棄物(食品ロス)の排出地域で知られる東南アジアで、捨てられる食品ごみを減らそうという取り組みが続けられている。廃棄物を農業用の堆肥や航空燃料に有効転用するほか、食品ロスそのものが生まれにくくなるよう飲食店の店頭で水耕野菜を栽培したり、国民意識の向上を狙って流通の全過程を見える化したり。さらには、ロスが発生しそうになった飲食店舗やホテルと顧客をオンラインでつないで廃棄する前に安価で提供するサービスも。あの手この手で汚名を返上しようと市場も活性化している。

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