東南アジア、異常な猛暑続く 農作物などの被害拡大

総合 ニュース 2024.05.20 12757号 03面
タイ東北部ノーンカーイの対岸ラオス・ビエンチャンでも降雨が極端に少ない状態が続いている=4月2日、小堀が写す

タイ東北部ノーンカーイの対岸ラオス・ビエンチャンでも降雨が極端に少ない状態が続いている=4月2日、小堀が写す

 近年にない異常な猛暑が続く東南アジアで、農産物などへの被害が広がっている。タイでは第1四半期(1~3月)の農業部門の国内総生産(GDP)が大きく減少。主力のコメなどの生育不良が顕著となっている。フィリピンでも同様に農業被害があらわに。国軍と少数民族との内戦の続くミャンマーでは飲料水や農業用水が不足する中、養殖池の水質が悪化し水産業への影響が懸念されている。
 東南アジア各国では、3月後半から雨がほとんど降らずに異常な暑さが続いている。タイでは4月に北

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