国連WFP協会、「ゼロハンガーチャレンジ~食品ロス×飢餓ゼロ~キャンペーン」実施

総合 キャンペーン 2020.09.07 12110号 03面
キャンペーンWebサイト (C)JAWFP

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 ●コロナ禍でもできる社会貢献 100以上の個人・団体が協力

 国連WFP協会(安藤宏基会長)は、コロナ禍でも取り組める社会貢献活動として「ゼロハンガーチャレンジ~食品ロス×飢餓ゼロ~」キャンペーンを10月31日まで実施している。食品ロス削減の取組みをSNS(ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブ)に投稿すると、1投稿当たり120円を協力企業が国連WFP学校給食支援に寄付する。

 世界には全人口をまかなうだけの十分な食料がある。しかし、生産食料の3分の1は廃棄され6億9000万人が飢餓に苦しむ現実がある。日本も年間610万tを廃棄する「食品ロス大国」で、この量はWFP支援食料の1.5倍に上る。

 昨年10月1日「食品ロス削減推進法」が施行され人々の関心は高まっている。食品ロス削減は国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)でも重要課題である。

 キャンペーン実施3年目となる今年は、より多くの人に参加してもらうよう、料理に限定していた食品ロス削減の取組みを広げ、優れた投稿には賞を贈呈するコンテストも設けた。

 同キャンペーンには、著名人やインフルエンサー、企業など、趣旨に賛同した100を超える個人・団体が協力。「食品ロス」と「飢餓」という二つの問題を「ゼロ」にすることを目指しチャレンジする。(三輪周二)

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 〈キャンペーン概要〉▽実施期間=9月1日~10月31日▽Webサイト=https://www.jawfp.org/worldfoodday2020/▽参加方法=食品ロス削減の取組みを指定ハッシュタグ三つを付けてSNSに投稿すると、1投稿につき120円を協賛企業(22社)が国連WFP「学校給食支援」に寄付する▽ハッシュタグ「#食品ロスゼロアクション」「#ゼロハンガー2020」「#国連WFP」▽アクションの一例=廃棄されそうな食材をネットで購入。食べられる分だけ注文して完食。野菜の皮など丸ごと使って料理▽#食品ロスゼロアクションコンテスト=今回初の取組み。優れた投稿には、特別協賛社およびパートナー企業提供の賞品を贈呈(15人)▽各賞=とんがりコーン賞、明治賞、カップヌードルをストックしま賞、サンリオピューロランド賞、吉本興業賞、国連WFP賞

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