新型コロナ:農業総合研究所、コロナ被害農家の買い取り拡大
独自の流通・情報網で農業生産者とスーパーなどの小売店を結ぶ農業総合研究所は、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた農家を対象に直接買い取りを拡大する。同社サービスには全国約8800人の生産者が登録しているが、今回は緊急処置として登録者以外からも調達する。
全国にある同社の集荷場やセンターで買い取りするもので、取引先の休業などによって販売額が減少した個人・法人を対象とする。青果物は同社の品質基準をクリアする必要がある。
買い取りした商品は、全国およそ1500店の登録先の中から、農産物の需要が急増している都市部を中心に供給する。実施期間は4月30日~5月末まで、状況次第で延長も検討する。(宮川耕平)