サントリー食品インターナショナル、“甘党”向け炭酸水 市場に新たな価値提案

飲料 ニュース 2021.01.25 12175号 03面
「サントリー天然水スパークリング 贅沢しぼり グレープフルーツ」

「サントリー天然水スパークリング 贅沢しぼり グレープフルーツ」

福永すみれ氏

福永すみれ氏

 サントリー食品インターナショナルは、伸長する炭酸水市場に“甘党向け炭酸水”という新たな価値を提案する。果実の飲み応えを楽しめる「サントリー天然水スパークリング 贅沢しぼり グレープフルーツ」を3月16日から全国で新発売する。「炭酸水はヘルシーだが、もっと飲み応えがほしい」というユーザーに対し、健康意識も味わいも満足できる設計で、新たなカテゴリー創造を目指す。

 “甘党向け炭酸水”「贅沢しぼり」シリーズの第1弾となる同品は“清冽(せいれつ)なおいしさ”が特徴の「サントリー天然水」と爽快な刺激の強炭酸に、「サントリー天然水スパークリング」シリーズ史上最も多い量の果汁を使用している(グレープフルーツ果汁1.2%)のが特徴だ。加えて、柑橘オイルを含む新素材を採用することで、果実のぜいたくな味わいを実現。健康を気にするユーザーにも対応したゼロカロリーでありながら、グレープフルーツそのもののような味わいを感じられる、飲み応えたっぷりの中身を楽しめる。

 パッケージにもこだわる。同品は新たに開発した本物の果実の手触りを想起させる、表面がザラザラとしたボトルを採用した。加えて、素材由来の白濁した液色により、触覚や視覚に訴えることで、果実のぜいたくな味わいを直感で感じられるように仕上げている。

 19日にオンラインで開催した説明会で、ブランド開発事業部の福永すみれ氏は「炭酸水市場は15年比で、1.6倍と伸長している。その要因はテレワーク中のリフレッシュニーズに対応した直飲用途や家でお酒を飲む際の割り材用途の拡大となる。『サントリー天然水スパークリング』シリーズも『レモン』の好調がけん引し、シリーズ計で過去最高売上げを達成した。この『レモン』の好調要因は、『天然水』ブランドの自然の開放的な空気や搾りたてのレモンのようなおいしさが、閉塞(ひそく)感漂うコロナ禍で自然の開放的な空気を取り込めるようなリフレッシュメントとして支持されたことだと見ている。今回、従来の炭酸水では満足できないユーザーに応えるため“甘党向け炭酸水”『贅沢しぼり』を投入する。5月には第2弾を投入するなど、シリーズ化しユーザーを飽きさせない工夫をしていく」と意気込みを語った。

 発売前の2月1日からは、先行体感キャンペーンを行い、新製品の認知を高めていく。(本吉卓也)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら