カナダ菜種、回復も“悲しき生産増” 世界需給依然タイト化か
国内キャノーラ油の主原料となるカナダ菜種生産量の22年見込みは大減産から大幅回復の見込みも、世界需給は依然タイトな状況が続きそうだ。日加菜種協議日本代表団概要報告によると、生産量は2000万tに肉薄するレベルに回復するも、同国内での搾油量増加や中国への大幅輸出増、低水準の油分などで搾油環境は引き続き厳しさが予想される。国内食用油最大の規模を抱えるキャノーラ油だが、“悲しき生産増”の様相は否めない。
カナダは国内キャノーラ油最大の原料産地だが、21年は熱波などの影響で生産量は