国税庁、平成3年の酒税課税移出数量。ビール前年比3.9%増
国税庁は平成3年(1~12月)の酒税課税移出数量をまとめた。これによると清酒は微減、焼酎甲、乙は共に微増となり、果実酒類(ワイン)、ウイスキー類は前年割れとなる減少傾向を示す中で、ビールが前年比三・九%増と上昇、総体で前年比二・三%増となる九五〇万九五〇八㌔㍑となった。これを容積換算すると、霞ヶ関ビル一八・一杯分、東京ドームでは七・七杯分が一年間で飲まれたことになる。同時に酒類全体の市場規模は昨年を二〇〇〇億円上回る約六兆四〇〇〇億円(国税庁推計)となった。しかしビールの続伸