緑茶特集=国立野菜・茶業試験場茶業研究官・簗瀬好充氏に聞く
農林水産省野菜・茶業試験場(静岡県榛原郡金谷町)の茶業研究官がこの春に替わった。茶業研究官というのは聞き慣れない名称だが、要はかつての茶業試験場の場長である。行革の一環として茶と野菜が一体となった現在の状態になってから、三重の本場で四年間野菜部長を勤めての栄転である。その前には静岡におり、枕崎(鹿児島)にも赴任、紅茶から緑茶に切り換わる時期に三年間の研究生活を送っている。防霜ファンや、寒冷遮の研究、普及と新品種開発などにつとめてきた。茶業界も新しい需要の開拓が進められようとし