厳しい環境下売上げ至上主義から収益確保へ、ローコストオペレーション時代の到来
生活者の生活防衛心理が強いのと夏場の天候不順が追い打ちをかけ、消費活力は弱いまま、食品業界は期待を込めて秋需対策に懸命だ。環境が厳しいだけに、経営戦略の力点を売上げ至上主義から収益確保に置く企業が目立ち、そのためのローコストオペレーションの仕組みづくりが、生販三層にとって共通の大きなテーマになっている。生産から消費までの流通コストの削減によって、生活者にとって価値ある商品を安く提供していこうというのが、その狙いであるわけだ。