猛暑恩恵か 夏バテか 夏商戦終盤、業種間、メーカー間で明暗
夏商戦は終盤を迎え、最後の追い込みに各社注力しているが、残暑の好影響で出足の鈍かった飲料が盛り返している。即席麺メーカーは“鬼門”といわれる夏に売上げを伸ばしている。昨年、猛暑で極端に消費が落ち込んだこともあるが、今夏は前年比二桁の伸びを記録、夏向けの新製品が消費喚起の起爆剤になっている。一方、冷凍食品は7月の天候不順の影響を受けて出足がつまずき、盛上がりを欠いている。加えて、“価格破壊”もあって売上げが販売量に比例しない、といった厳しい面もみせている。弁当、惣菜業界は“夏バ