国際サゴヤシシンポ開催、サゴヤシデンプンに資源としての可能性
マレーシア、ボルネオなどの低湿地帯で自生するサゴヤシの「国際サゴヤシシンポジウム」が、サゴヤシ学会主催で15~17日の三日間、つくば国際会議場で開催された。組織委員長の貝沼圭二氏(生研機構理事)はサゴヤシの将来的発展の可能性について、記者団に「二一世紀の新しい世界の澱粉資源として非常に期待がもてる」と、サゴヤシの概要を次の通り説明した。 サゴヤシが注目される最大のポイントは、一年間の澱粉生産量が一ヘクタール当たり一五tに達し、トウモロコシ、ジャガイモな