壽屋が民事再生法を申請、過度な出店・多角化響く、中小卸に連鎖懸念
【福岡】九州地区最大手の量販店、(株)寿屋(本社=熊本市、096・366・3111)は19日、民事再生法の適用を熊本地裁に申請し、事実上倒産した。負債額はグループ全体で二九五九億円で、流通業ではマイカル、長崎屋に次ぐ過去三番目の大型倒産となった。 同社は一九四七年寿崎肇氏の母、スエ子氏が大分県佐伯市で化粧品店として創業したのが始まり。六一年には初のSM業態「寿屋ストア」を開店し、その後、特に南九州を中心に店舗展開を進め、最盛期
【福岡】九州地区最大手の量販店、(株)寿屋(本社=熊本市、096・366・3111)は19日、民事再生法の適用を熊本地裁に申請し、事実上倒産した。負債額はグループ全体で二九五九億円で、流通業ではマイカル、長崎屋に次ぐ過去三番目の大型倒産となった。 同社は一九四七年寿崎肇氏の母、スエ子氏が大分県佐伯市で化粧品店として創業したのが始まり。六一年には初のSM業態「寿屋ストア」を開店し、その後、特に南九州を中心に店舗展開を進め、最盛期