近畿・中国・四国発活躍する企業特集:卸売動向=近畿エリア
2025.10.23
近畿エリアの食品卸売業各社は、強化カテゴリーを定めて目標達成に向けた着実な取り組みを進める。業界の課題である買上点数減少には、デジタルサイネージを活用した販促提案を強化。値上げ問題や人件費高騰などには次世代物流構築への注力や、業務のデジタル化の推進で…続きを読む
◆近畿地区 ◇伊藤忠食品・緒方学常務執行役員第二部門長 伊藤忠食品は既存の卸売事業と新規取り組み事業のハイブリッド営業を継続して推進していく。消費者起点の取り組みを加速、培ったノウハウや蓄積データを活用して効果的な販促提案につなげ競争力を高める。…続きを読む
◆重点カテゴリーを強化 大手食品卸売業各社は食品価格上昇による価格改定への迅速、適切な対応をはじめ、低温や酒類、菓子などそれぞれの重点カテゴリーへの取組みを強化することで、売上げの獲得につなげている。一方で利益面では人件費や物流費などの高騰の影響に…続きを読む
伊藤忠食品の健康経営が加速している。21年に「心身ともに健康で活力ある職場作り」を掲げ、独自の「健康経営宣言」を策定。各種保険をはじめ社内制度の充実など社員が働きやすい環境整備を進めてきた。これらにより今年初めて「健康経営優良法人ホワイト500」に認…続きを読む
伊藤忠食品の26年3月期第1四半期連結業績は売上高1750億5200万円(前年比3.2%増)、営業利益27億1300万円(同8.6%増)、経常利益34億3400万円(同9.3%増)、四半期純利益26億6400万円(同25.5%増)の増収増益となった。…続きを読む
◇伊藤忠食品・森洋之商品本部本部長 全国の小売店に1万台以上のデジタルサイネージ(電子看板)を設置する伊藤忠食品は、酒食をつなぐ販促提案で売場を活性化している。単なる商品提案にとどまらず、売場作りや体験価値の提供まで、小売店・メーカーと一体となって…続きを読む
【関西発】伊藤忠食品は7月9、10日の2日間、大阪市内のインテックス大阪で夏季展示会「FOOD WAVE 2025」を開催した。テーマは「未来開拓ストラテジー~ISCに期待すること~」。「世代バーシティ」「ニューノーマルな『備え』」「グローカル視点」…続きを読む
伊藤忠食品は7日、自社オリジナルの冷凍食品「凍眠フルーツ 山形県産シャインマスカット」=写真=が、「第2回全国冷凍野菜アワード」の冷凍フルーツ部門で最高金賞を受賞したと発表した。同商品は高級ブドウのシャインマスカットを旬の時期に収穫し、液体急速凍結機…続きを読む
◇わが社の取り組み 伊藤忠食品は推進中の中期経営計画「Transform 2025~創造と循環~」において、目指す姿を「食を中心とする領域での共有価値の創造と循環~社会的価値と経済的価値の両立~」としている。食品ロスや廃棄物削減などによる環境面での…続きを読む
●経済・社会価値の両立へ 食品卸売業界はサステナビリティを社会的価値と経済的価値の両面で向上させる重要戦略に位置付け、取り組みを加速している。流通の中間に立つ食品卸は持続可能なサプライチェーンの構築や社会課題解決において広範な役割を果たすことができ…続きを読む
◇松下一郎第5営業本部営業第十一部部長 伊藤忠食品は業務用ルートでも引き続きサイネージを生かした新たな価値提案や外食・製菓などへの凍眠凍結酒および凍眠フルーツのさらなる認知拡大に努める。万博開幕後は大阪産(もん)商材の引き合いが増加しており、新たな…続きを読む