進むトレーサビリティシステム開発 中核は国産OS「トロン」
食の安心・安全を進めるトレーサビリティシステムの実証実験が盛んだ。トレーサビリティシステムの中核となるのは国産OS「トロン」。トロンの発明者で、その普及を進める坂村健東京大学教授は「農産物や加工食品に生産から販売まで一貫してICタグを付け、流通させる。これは歴史的なこと」と語る。農水省が支援する平成15年度トレーサビリティシステム開発事業は3月末までに一二の団体が実証試験を予定している。農水省は13年度からITを活用したトレーサビリティシステムの開発に取組んでいる。15年度の