朝日酒造、渋谷PARCOに日本酒ショップ出店 AIが酒選び補助

酒類 ニュース 2019.11.25 11975号 05面
AIを使った味覚判定のテイスティングキット(右手前)。久保田の新しい楽しみ方を提案する

AIを使った味覚判定のテイスティングキット(右手前)。久保田の新しい楽しみ方を提案する

店内のバーカウンター

店内のバーカウンター

新潟の日本酒「久保田」などで知られる朝日酒造は22日、日本酒のスタートアップ企業と組み、東京・渋谷PARCOに日本酒ショップを出店した。AI(人工知能)が来店客の日本酒選びを助ける仕組みを導入。好みに合わせて久保田を使った店舗限定カクテルなどを提供するのが特徴だ。日本酒との接点が薄い若者や訪日外国人に向けて、楽しみながら日本酒を体験できる場とする。

今回の「未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR」は、飲食店兼小売業の未来酒店とコラボし実現した。

店内に併設したバーカウンターでは、未来酒店が開発した日本酒の味覚判定サービス「ヤミーサケ」が体験できる。所要時間は15~20分程度で、料金は2000円(税抜き)。

まず、味わいの異なる10種の日本酒(各10~15ml)をブラインドテイスティングで飲み比べる。スマートフォンで専用サイトを開き、それぞれの日本酒に対して、5段階で点数を付ける。結果が集計され12種の味覚タイプの中から、自分が好みだと感じるタイプが画面上に表示される仕組みだ。

12種の味覚タイプに合わせて、「久保田 千寿 純米大吟醸」や久保田とマンゴージュースなどを組み合わせた店舗限定カクテルを提供し、久保田の新しい楽しみ方を提案する。

ショップエリアでは、久保田のほかさまざまな日本酒を販売する。価格帯は1500~3000円を中心に、常時約120種を取り揃える。(岡朋弘)

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