東京農大、「農大和牛」開発 赤身と肥育向上両立

研究開発した岩田尚孝教授学科長と試食調理を担当したKIHACHI創業者・熊谷喜八シェフ

研究開発した岩田尚孝教授学科長と試食調理を担当したKIHACHI創業者・熊谷喜八シェフ

 東京農業大学は赤身品質と肥育効率の向上を両立させた和牛新種「農大和牛」を開発。このほど世田谷キャンパスに食肉関係者ら約60人を招き試食会を行った。
 農大和牛は、比較的安価な餌で育つ褐毛和種の精子と、肉質に優れる黒毛和種の卵子を交配させた体外受精卵から誕生。生まれた子牛を国産牧草だけで肥育し、良質な赤身と健康的な低脂肪を実現した。一方、牧草肥育は成体に達する期間が短く、従来の半分程度・約18ヵ月で出荷できる利点もある。また、飼料と手間を軽減できるため

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