環境配慮パッケージ「キリン 生茶デカフェ」が世界レベルに認定

「キリン 生茶デカフェ」(430ml PETボトル)

「キリン 生茶デカフェ」(430ml PETボトル)

カフェインゼロの緑茶飲料「キリン 生茶デカフェ」(430ml PETボトル)が、世界包装機構(WPO:World Packaging Organization)主催の「ワールドスターコンテスト 2020」のビバレッジ部門において「ワールドスター賞」を受賞した。世界の包装分野における最大級の同コンテストは、パッケージのクオリティーや包装技術の開発普及を目的に毎年行われているもので、今年は5月8日にドイツ・デュセルドルフで開催された。

「キリン 生茶デカフェ」が同コンテストで評価された点は、資源の持続性(Sustainable)を考え、再生PET樹脂を100%使用するだけでなく、包材の適切な使用と包装技術の質の高さであった。

キリングループは2019年2月に「環境」への取り組みの一つとして、「キリングループ プラスチックポリシー」を策定した。PETボトルなどの資源循環を推進するため、日本国内におけるリサイクル樹脂の割合を2027年までに 50%に高めることを目指すという施策だ。具体的な動きとなったのが、同年6月発売の再生PET樹脂を100%使用したR100PETボトルを採用した「キリン 生茶デカフェ」だ。

競合他社からは今春、100%リサイクルPET素材を用いたものや、完全ラベルレスのPETボトル飲料などが発売されていることから、現在の飲料業界の優劣を決めるポイントは商品の味やデザイン・アイデアだけでなく、製品素材も含まれる。その流れの中で、「キリン生茶デカフェ」は国際的な評価を残した。

睡眠の質や健康面などへの一般ユーザーの意識拡大に応えるかたちで、同社は2014年4月に世界初となる「キリン やさしさ生茶 カフェインゼロ」を発売。カフェインレス市場を伸ばしてきたが、同市場を次の段階へと走らせたのが、「キリン 生茶デカフェ」となる。

「キリン 生茶デカフェ」リニューアルボトル(430ml PETボトル、税抜き希望小売価格140円)

7月7日発売予定となるリニューアルボトルは、「カフェインゼロのおいしい無糖茶の幅広い選択肢が欲しい」というニーズに応え、茶葉の火入れと抽出温度を見直すことにより、緑茶の香りをより引き立つ味わいに仕上げている。再生ペット樹脂を100%使用していることをパッケージ上に「R100」 のマークでさらにわかりやすく訴えている。

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