炊飯器を使いこなしてストレスをためない夕飯づくり、働く母親のトレンドに

たべぷろワーママ応援レシピ2021夏賞を受賞した「冷凍餃子を具材にした炊飯器でつくるガパオ」

たべぷろワーママ応援レシピ2021夏賞を受賞した「冷凍餃子を具材にした炊飯器でつくるガパオ」

コロナウイルスに振り回され約1年半が過ぎた。慣れない生活やさまざまな規制により、知らず知らずのうちにストレスをため込んでしまう傾向もあるようだ。たべぷろの読者である働く母親においては、テレワークや外食自粛による料理回数の増加に負担を感じている人が多く見受けられる。そのため、いかに負担を減らして料理や家族との食事を楽しむかを模索する姿が見られる。そこで登場するのが、料理の負担を減らすために「放っておけば勝手に作ってくれる」調理家電たちだ。中でも我々の食生活に一番身近な炊飯器を使ったメニューを、日々の献立に取り入れるケースも多くなりつつある。

働く母親100人にアンケートを実施

6月に読者投票を実施した「たべぷろワーママ応援レシピ2021夏賞」を受賞したメニューを筆頭に、たべぷろに掲載中のレシピには、炊飯器を使ったメニュー提案も多い。そこで全国の働く母親100人に「炊飯器で作ったことのある(作ってみたい)メニュー」についてアンケートを実施した。

<たべぷろ編集部調べ>
調査地域:全国
調査対象:炊飯器で料理をしたことのある働くママ
調査実施日:2021年7月18日
有効回答数:100サンプル

結果、上位から「豚角煮」「煮込みハンバーグ」「パエリア」「ロールキャベツ」となった。これらに共通した回答として、「普通に煮込むより早くて味が染み込む」「時間がかかるものは放っておいても調理ができてラク」「その間に他のおかずも作ることができて一石二鳥」と、おいしくできるのはもとより、簡単に作れるうえコンロで調理するときのような手間がかからず、効率的な時間の使い方ができる点を挙げていた。

家族の協力を得やすい炊飯器メニュー

炊飯器メニューは、時短調理をかなえてくれるだけでなく、家族の協力も得られる調理器具だ。普段料理をしない父親や子どもたちも、お釜に材料を入れてスイッチを押すだけの炊飯器メニューであれば楽しみながらできる。今や自宅での時間が増えた父親も多いだろう。もはや母親だけでなく、父親の積極的な料理への参加は必須となったのである。

たべぷろワーママ応援レシピ2021夏賞を受賞した「冷凍餃子を具材にした炊飯器でつくるガパオ」

そして子どもに対しては、食育の観点から、料理のお手伝いの入り口としても利用できる。材料を入れてスイッチを押せば完成する、まるで「実験」のような調理法に、子どもたちの反応は上々だろう。

さらに炊飯器メニューの利点を挙げると、時短をかなえてくれるだけでなく、一品で栄養バランスの取れたメニューも用意できる点だ。コメ・肉や魚・野菜類を一緒に炊けば、三大栄養素を賄えるため、食生活に気遣いたいが何品も作る時間が取れない働く母親にとっては、大変有効な調理手段ではないか。

働く母親がストレスをためないように夕飯づくりをするには、炊飯器メニューが大いに役立つことは必至だ。(たべぷろ編集長 貞苅江梨子)

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