気象データのビジネス活用が進む(写真は日本気象協会の法人向けアプリ「biz tenki」)
IoTの日常生活への浸透や、企業活動におけるDXの急速な推進を経験する中、フードテックやフィンテックといった、従来のサービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きが生まれている。そうしたテック領域で存在感を強めつつあるのが「気象テック」だ。食品業界では需要予測や来店予測に加え、廃棄ロス削減やBCP対策といった企業のレジリエンスを高める重要な要素の一つとして、気象データ活用の裾野が広がっている。天候=空を味方に付けることで「経験と勘」の世界から脱皮し、サステナブルな事業