サステナビリティ 未来への胎動:カクヤス 配達ついでに廃食油回収 SAFなどへ再資源化

13日の記者会見でサービスの進捗と今後の展望について話すカクヤスグループの五十川里子サステナビリティ推進課長

13日の記者会見でサービスの進捗と今後の展望について話すカクヤスグループの五十川里子サステナビリティ推進課長

 酒類販売大手のカクヤスが2024年6月から取り組む「廃食用油回収サービス」が大きな成果を挙げている。独自の配達網を活用して飲食店や個人宅から廃食油を回収し、バイオディーゼル燃料やSAF(持続可能な航空燃料)に再資源化するプロジェクトで、これまで計92tの廃油が集まった(9ヵ月累計)。酒や食材を配達する“ついで”に廃油を回収するため新たなCO2を排出せず、新規顧客の獲得にもつながった。サステナビリティの取り組みが売上げ拡大・企業価値向上につながった好例として、食品業界での注目

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